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賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム

Posted on 2016年8月4日 | No Comments

『賭博』という言葉が強烈ではあるのだが、せっかくの面白い遊びなのに、賭博=賭け事というだけで、あまり人に知られず、世に埋もれてしまっているゲームを掘り起こすのが、本書の目的か。

紹介されているゲームは、サイコロゲームでは、チンチロリン、丁半、ちょぼいち、賽本引きなど、花札ゲームでは、こいこい、六百間など、地方札ゲームでは、おいちょかぶ、手本引きなど、トランプゲームでは、どぼん、きりふ、オールなど、麻雀牌ゲームでは、麻雀ポーカー、東天紅サンマ、ブー麻雀など、その他のゲームでは、受け将棋、モヤ返しなど。

サイコロの丁半などは、時代劇でよくみかけるし、花札やトランプは、子供のときにやったことがあるだろう。とはいえ、有名だけど詳しくルールを知らないものがあったり、地方札など初めて知った遊びがあったり、内容は多種多彩。

地方札は、存在そのものを本書で知ったのだが、こういう消えゆく市井の文化、遊びは、伝え残していかなければならない。地方札で遊ぶゲームにも、多くのページが割かれており、札のデザインも含めて楽しめる。しかし、入手性を考えても、やはり地方札はマイナーか。

どのゲームも、ルールが詳しく解説されているので、本書があればすぐにでも遊ぶことができる。ただ、単純なルールのゲームが多いので、賭けることによる心理的、精神的なプレッシャーを感じつつ、ブラフや顔色を読みつつ遊ぶのが、本来の遊び方だと思われる。賭けずに、という本書の大前提では、本来の魅力が損なわれてしまうのではないだろうか、という指摘も無粋か……。

賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム (立東舎)



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