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茶室がほしい。 茶室から入る茶の湯の愉しみ

Posted on 2016年5月15日 | No Comments

茶道について考えたことがなければ、茶室がほしい。という欲求は、あまりに唐突に感じるかもしれない。本書では著者自らの経験から、いかに自然にそういう欲求が生じていったのかが書かれている。なぜにお茶をはじめることになったのか、その具体的なきっかけはもとより、思考の流れについてもまとめてあるので、茶道についていろいろと考えたことのある自分にとっても、あるある的な内容。茶道をはじめたいと思っている潜在的初心者の、背中をそっと押すような、そんなガイドにもなっている軽いエッセイだ。

タイトルの茶室だけにクローズアップした内容にはなっておらず、茶の湯全般について、茶わんや道具、着物に菓子などなど、茶に関する物的欲求をつらつらと書いている。それらの行き着く先が、茶室だったということ。

戦国武将の嗜みのひとつであった茶の湯も、花嫁修業のひとつとされる茶道も同じものである。なんと振り幅の広い世界なのだろうか。

ルールはなるべくないほうがいい、ものごとは一人ひとりが自分で決めて行動すべし。そう考えると、お茶の世界はそれと正反対じゃないか。

「ルールは破るもの」がデフォルトのぼくだけれども、ルールの根拠がわかると納得し、面白いと思うようになる。権力や権威をかさに、押しつけられるルールがいやなだけだ。

茶室がほしい。 (茶室から入る茶の湯の愉しみ)



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