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教養としてのゲーム史

Posted on 2015年6月3日 | No Comments

タイトル通り、アタリ社からリリースされた『ポン』からはじまるゲームの歴史を紐解いていく一冊。ファミコン世代でぼちぼちゲーム好きなら、ほとんど読む必要はないかもしれないが、ゲームが進化していく流れ(ポン、ブレイクアウト、スペースインベーダー、ギャラクシアン、ギャラガの進化、もしくは固定画面からスクロール方式の進化など)を順を追って説明していて、わかりやすい内容となっている。それにしても、2011年8月10日第一刷発行となっているのに、ソーシャルゲームがほとんど言及されていないのは…

スタート直後にインベーダー軍団が一匹も欠けていない状態では、描き込むドットの数が多い分だけシステムの負担が大きく、動作も重い。が、インベーダーが倒されて数が減ると、処理能力にも余裕が生じて、移動スピードや攻撃も速くなる。ハードの弱点となるはずの特性が、逆に展開にスリリングな緩急を与えたのである。

そこに存在するのに、画面には見えない隠れキャラ。それ以前にはまったく成功例がなく、開発者の上司や同僚たちの理解も得にくかっただろう。だから。生みの親・遠藤雅伸氏は隠れキャラについて黙ったまま、製品版に組み込んで出荷したという。プレイヤーに発見されて明るみに出た頃には、すでに『ゼビウス』は大ブームとなっていて、隠れキャラは既成事実となったのである。

教養としてのゲーム史 (ちくま新書)



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