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砂の本

Posted on 2015年3月5日 | No Comments

ボルヘスの短編集。はじめもおわりも無い本。
砂の本。表紙からはじめのページをめくろうと指を差し入れても、すでに指と表紙のあいだにページがはさみこまれ、最後のページを読もうとしても、ページが尽きることがない、という魅惑的な本。
砂の本。砂のように、はじめもおわりも無い。
砂の本。物語を読み進めることが、循環する無限の階段を昇る、螺旋階段を見上げる、DNAを読み解く、そんな行為を繰り返すような幻惑なのだ。情熱というよりも、熱病に犯された、薄ら寒い底知れぬ力を感じる。

Webはまさに、砂の本的ではないか。

砂の本 (集英社文庫)




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