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ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)

Posted on 2015年1月21日 | No Comments

いろいろな研修などで、ワークショップに参加することが多い。しかし、参加者のモチベーションの差や、経験の違いから、せっかくのワークショップが、義務的でつまらないものになったりすることもよくあるのだ。そもそも、講師がワークショップに慣れていなかったり、向いていないのではないかと感じるときすらある。そうかといえば、素人ワークショップであっても、雰囲気が和気藹々としていて、うまい具合に議論が進展したりすることもあったりするので、ワークショップは奥深いと日頃から感じていた。

本書はそんなさまざまなワークショップを、デザインすることを目的としたものだ。デザイン=設計するということ。ワークショップといっても、組織系(問題解決型)、社会系(合意形成型)、人間系(教育学習型)、そしてこれらの要素を併せ持った複合系(変革型)がある。それぞれに対応した事例や、アクティビティが豊富に用意されているのが本書の特徴だ。あくまでテクニカルに、ワークショップのプログラムを設計していくのが、本書の目的となっている。

逆にいえば、本書のなかで、ファシリテーターとしての役割について、ほとんど触れられていない。ワークショップは、プログラムなどの内容もさることながら、ファシリテーターがいかに臨機応変に対応していくか、その心構えも重要である。実践的なファシリテーションのスキルについては、別途勉強することが勧められている。

ワークショップのネタになるアクティビティが、豊富に紹介されているのがうれしい。また事例の紹介も多く、これまで闇雲に会議や意見を集めていた場合においても、ワークショップを上手に使って、様々な問題を解決できる可能性があることがわかる。ワークショップ事例の紹介では、問題になりそうなところに、解説のコメントがあったりして、イチからワークショップを組み立てていくケーススタディが、非常にわかりやすくなっている。

ワークショップのデザイン・設計と、ファシリテーションは一心同体のものだ。あわせて、ファシリテーションについても勉強してみたい。

ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)




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