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ルポ 子どもの無縁社会

Posted on 2012年10月19日 | No Comments

教科書を置いたまま、ある日姿を消す小学生。
虐待のリスクを抱えて所在不明になる親子。
公園やスーパーに遺棄される乳幼児...。
地域のつながりが希薄化し、
友達とも「うわべだけ」の関係になりがちな今、
"無縁の連鎖"が子どもを襲う。
孤立を深める家庭を救うことはできないのか?

人々が孤立化し、人と人のつながりが希薄になる社会、いわゆる無縁社会が、子どもにどのような影響を与えているのかを描いた一冊。

第一章では、学校から消える子どもたち、第二章では、虐待家庭、第三章では、遺棄・置き去り、第四章では、ネットで出会いリアルで孤立する親に生まれた子ども、第五章では、社会の変化と子どもの関係をいくつもの事例・事件のルポを中心に積み上げていく。一部ニュースなどで聞きかじった事件もあるが、こんなにもたくさん、こんなことが起きているのか...と驚くとともに、これが氷山の一角であることは容易に想像できる。

さんざん無縁社会の現実を突きつける本書は、大きくの絶望的な問題提起をしたまま、唐突に終わる。

答えが見つからないまま一旦ペンを置くが、声なき子どもたちの現実を追い、そこに潜む問題をあきらかにする作業に、これからも地道に取り組みたいと思う。

絆という前に本書を。

ルポ - 子どもの無縁社会 (中公新書ラクレ)



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