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女の子のための現代アート入門

Posted on 2011年11月6日 | No Comments

MOTコレクションを中心に、というサブタイトルにあるとおり、著者である東京現代美術館キュレーター 長谷川裕子が、1950年代から2010年の現在までに作られた、現代アートのなかから選んだ作品をテーマ別に紹介する本書。

私は二十年間キュレーターとして、展覧会やプロジェクトを通して現代アートと人々の出会いの場をつくってきました。ここで紹介されている作品の多くは東京現代美術館で出会うことのできるものです。「美術館は知性と感性を磨くエステサロン」と私は思っています。自分と共鳴し、頭と心をマッサージしてくれる作品に出会った人が発散する、内なるオーラはとても素敵です。視覚を思考に、そして視覚を内なるエネルギーに変換する装置――それが美術館なのです。

第一章 時代の顔、第二章 ものの見方を変える呪文、第三章 見えないものに形をあたえる、第四章 「大きな物語」を追って、第五章リアルな「私」の物語、第六章 私の地球、私の宇宙、という各章のタイトルでアートの全体像を俯瞰する。

紹介されるのは、アンディ・ウォーホル、奈良美智、村上隆、ゲルハルト・リヒター、森村泰昌、マシュー・バーニー、ジェフ・クーンズ、デミアン・ハースト、マイケル・リン、マーク・ロスコ、ツァイ・グォチャン、オスジェメオス、大竹伸朗、ジェームズ・タレルetc.

本書で引用されているオラファー・エリアソンの言葉が心に落ちてきた。

「アートは科学、デザイン、建築、ファッション、カーデザインなど、さまざまな領域と対話するための言語」であり、「アート自身は多くを語らなくとも、他の分野と関わることによって個別の分野では創造される以上のものをつくりだすことができる」とエリアソンは言う。

女の子のための現代アート入門―MOTコレクションを中心に



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