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ワークショップ ―新しい学びと創造の場―

Posted on 2011年10月21日 | No Comments

第1部ワークショップとは何か、第2部ワークショップの実際、第3部ワークショップの意義、第4部ワークショップの応用...と、目次をみればわかるように、ワークショップの定義や全体像などを基本的なところを説明、さまざまなワークショップ事例を分類・紹介し、ワークショップとはどんなものなのか、著者自らの体験などを交えて、わかりやすく解説していく。

後半では、ワークショップの限界と注意点について触れられているのが興味深い。いわゆるカルト的な狂信集団や人格改造=自己啓発セミナーなどの手法との類似点と違いを説明。また、ワークショップを渡り歩く『ワークショップ中毒』や、ワークショップ体験だけで閉じてしまい、日常生活にフィードバックできない問題を指摘している。『大切なのは、帰ってから何をするかだ。』という著者の言葉は重い。

ワークショップは個人的なセラピーではない。主催者の意図を越えて、必要以上の依存関係に陥ったりする危険性もあることに主催者側は注意しなければならない。

自戒の念を込めつつ...ワークショップという言葉が、各方面でさまざまな解釈のもとに、安易に使われるようになり、すっかり手垢がついて新鮮味もなくなっている。いまこそ、改めてワークショップの基本・原点に立ち返り、本書を読み直し、再考してみる必要があるかもしれない。

ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)



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