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デザインの骨格

Posted on 2011年7月3日 | No Comments

本書は、フリーのプロダクトデザイナーである山中俊治による同名のブログを書籍化したもの。

寺田は決して他者をあしざまに言うことはしませんが、あらゆることを原点から考えようとしていました。皆がそんな物だと思っていることを何故だろうといぶかり、多くの人がつまらないと思っているものに着目し、誰もがありがたがっていることを疑います。「批判」というとあまり良くないことのように思えるかもしれませんが、現状を疑うことは芸術の動機でもあり、科学の原点でもあります。新しいビジネスチャンスの発見も、優れた政策の起点もそうでしょう。

この引用にある寺田とは、物理学者 寺田寅彦のこと。

数学、物理、デザイン、美がシームレスに語られる。

面白い事に、言語論理的思考の優秀な人間ほどしばしば、「かたち」を見ていない事に気がつきました。「なるほど、わかった」と判断したとたんに、そのものを見なくなるのです。これは人の認知の構造と関わると思われます。12:22AM May 17th webから

デザインは、適切に機能すれば、いかなる場面いかなる場所においても、少なからず人を幸せな気分にする力を持っています。(中略)しかし同時に、しばしばデザインが「余裕がある人のためのもの」としか理解されていない場も経験してきました。

本書ではダチョウの骨の美しさについても語られる。ずいぶん前のこと、雪解けすぐの里山でみつけたカモシカの骨を拾っておけばよかったと、今でも後悔している自分がいる。

デザインの骨格



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