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ハコモノは変えられる! 子どものための公共施設改革

Posted on 2011年5月22日 | No Comments

県立児童館いわて子どもの森の開館準備から開館後まで、七年八か月間のドキュメント。

そもそも、ハコモノなんて作らなければよいのだが、過去に計画されていたり、すでに建設中だったり、もう出来上がってたりする場合にどうするか?という話。本書のケースは、すでに建設中で完成間近のタイミングに、館長職の依頼を受ける。施設において、ソフトとハードは一体のもの。いかにいいソフトを揃えたとしても、ハードによってその良さが殺されてしまうこともあるだろう。すでに施設が出来上がりつつある状況。あえて火中の栗を拾う決意をした著者は、いかにこの状況を乗り越えていくのか?

その内容については、あえてここでは書かずに、本書の最後にあったいわて子どもの森10則を引用して〆る。

【いわて子どもの森10則】

1.朝の第一声から仕事が始まります。気持ちよく、元気に入ってこよう。(自分の気持ちの持ち方ひとつで、ひとの印象は大きく変わります)

2.しぜんに生まれる私たちの笑顔が子どもの森の原点です。(つくり笑顔ではなく、自分の内側から湧いてくるもの)

3.意識して自分が思うよりも一歩前に。利用者に近い距離で対応しよう。受け答えは、大きく、明るく、ていねいに。想像以上に声は人をあらわします。(電話応対、受付応対、遊具対応、ぜんぶ)

4.すべてのサービスの受け手は、子どもたちであることを忘れずに。(おとなではない。肩書きではない。理屈ではない。)

5.わかったつもりでも、念には念を。コミュニケーションは密に取り合おう。(何度でも繰り返し、直接、当事者同士でことばで確認を。文字でのメモも)

6.ここは変わり続けていくミュージアムです。私たちのまなびや成長がなければ館の成長もあり得ません。

7.失敗は成功のもと。完璧を求めず、失敗の中から小さな成功を積み上げていこう。(頭ではわかっているつもりでも、意外にかたちに縛られているものです)

8.子どもの森は「健全育成」を通して、「子どもたちの生きる力」を育む児童館です。

9.ユニフォームを着たら、派遣も、ボランティアも、警備やお掃除の仕事も、レストランの仕事も、みんな同じ子どもの森のサービス・スタッフとして見られています。全員で支えあっています。

10.常にどんな時でも好奇心を忘れないこと。あきらめないこと。これがすべてです。

ハコモノは変えられる!―子どものための公共施設改革



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