> | | | > 観光の地域ブランディング―交流によるまちづくりのしくみ

観光の地域ブランディング―交流によるまちづくりのしくみ

Posted on 2011年3月21日 | No Comments

まず、地域に眠る資源を磨き、さまざまな付加価値をつけることで商品化する=ブランディング。つぎに、その商品を地域外の消費者や来訪者にPRし販売する=マーケティング。これにより、観光客が増える。ここまでが従来型の観光の枠組み。

これに対して、本書がいうところの『観光まちづくり』では、観光客の来訪で得たさまざまな利益を、地域資源に還元し、持続可能な観光に繋げることを目的としている。ブランディングとマーケティングについて考慮し、観光を活用したまちづくり=『観光まちづくり』の事例を紹介している。モデル化によりそれぞれの事例を並列化し、地域間の比較・分析を行う。モデル化される事例は以下の8つ。

・ご当地カレーに見る地域振興と連携戦略-北海道富良野地域
・温泉地域再生をめざした「はこだて湯の川オンパク」-北海道函館市
・「らき☆すた」に見るアニメ聖地巡礼による交流型まちづくり-埼玉県鷲宮町
・観光客の声を生かしたまちづくり-山形県置賜地域
・安全なスキーリゾートをめざす地域協働-北海道ニセコ地域
・土地買い取りで湿原保全を進める霧多布湿原トラスト-北海道浜中町
・地域の人びとのつながりから生まれる観光まちづくり-北海道標津町
・政府観光局による地域マーケティング戦略-オーストラリア・タスマニア州

観光が地域社会を変える、地域の社会的課題を解決する観光、という新たな視点を、観光のなかに持ち込むことが重要である、と本書は伝える。ありきたりとなった観光に対し、新しい視点を学びたい人に向けた一冊。

観光の地域ブランディング―交流によるまちづくりのしくみ



Leave a Reply

量子的跳躍 quantum leap. Powered by Blogger.