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東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた

Posted on 2011年1月4日 | No Comments

東京大学に創設された、新しい教育プログラムi.schoolについてまとめられた一冊。イノベーションのつくりかた、とタイトルにはあるが、HOW TO的に手法を細かく解説するような内容ではなく、全体の流れをざっと追っているのみ。

東京大学から数十名の学生たちが選抜され、IDEOなど一流のファシリテーターのもと、数日間にわたるワークショップを通じて、プロダクト/サービスデザインや未来予測、社会的企業づくりなど、さまざまな課題に挑戦していく...なんとも楽しそうないきいきとした姿が、豊富な写真を通して伝わってくる。

さて、いかにしてイノベーションを生み出すか?そのためのプロセスや思考法/思考ツールが紹介されているが、これを読んで、すぐに実践に使える/使いこなせるというものではないだろう。

そういうツールや手法も大事だが、もっと基本的で重要なこととして、本書でもイノベーションの「場」づくりについて解説している。ポイントは、ワークショップを行う物理的な空間の重要性、よりよいコラボレーションを生むためのアイスブレイクの演出方法、そしてチームのメンバーを多様にすること。東大だ!IDEOだ!といったって、まずは「場」づくりのためのアイスブレイクが重要なのである。

巻末のイノベーションを学ぶ20冊は、未読のものも多いので読んでおきたい。気になった10冊。

・「多様な意見」はなぜ正しいのか-衆愚が集合知に変わるとき
・ダイアローグ 対話する組織
・知識デザイン企業
・イノベーションの達人-発想する会社をつくる10の人材
・アブダクション-仮説と発見の論理
・暗黙知の解剖-認知と社会のインターフェイス
・センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ
・フィールドワークの物語-エスノグラフィーの文章作法
・アイデアのつくり方
・戦略的デザインマネジメント-デザインによるブランド価値創造とイノベーション

東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた




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